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大工として神社の仕事に関わるということ。

私たちは、地域を守る大工として、
古くから神社の仕事に携わってきました。
ご存じの方も多いかと思いますが、
香取神社や浅間神社のお社の新築や修繕を手がけています。

もちろん、氏子としてお祭りやイベントには積極的に参加し、
地元に根付く古き良き文化の伝承を影ながらお手伝いしてきました。

神社の仕事で使うのは、長年培ってきた伝統的な軸組在来工法の応用技術。
素材には国産の厳選された木材を使用します。

でも、これは、神社だけが特別ということではありません。
技術、素材、品質、そして仕事にかける情熱も、
お客様の家を建てるときと、基本的に同じ姿勢で臨んでいます。

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私たちが暮らし、仕事をしている幸手エリアは、水田が広がる農業地帯。
豊穣を祈願し、生活を見守ってきた神社では、
年間を通じて様々な行事が執り行われ、
地域コミュニティーをまとめる重要な場所として機能してきました。
しかし、時代の変化と共に、そうした習慣も薄れ、
神社に集まる方々も高齢化しつつあります。

元々、この地域に住んでいた方も、新しく移ってきた方も、
私たちとの家づくりを通じて、
こうしたコミュニティーの役割や存在に目を向けていただけたら。
そして、新しい世代へと伝統をつなげる橋渡しができたら……
私たちが取り組む神社での仕事には、そんな願いも込められています。

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