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一昔の大工といえば、地域の中心となって街づくりに取り組み、
家はもちろん、”人と人とのつながり”まで築き上げる存在でした。
私たちはその意志を引き継ぎ、
芦葉工藝舎のギャラリーで定期的にイベントを開催しています。
地元の方々をお招きして、地域交流の場をつくってきました。
最近、特に人気なのが「スクラップブッキングアルバム講座」です。
スクラップブッキングアルバムとはアメリカ発祥の文化で、
ラッピング用紙やマスキングテープ、シールなど
たくさんの装飾品を使って写真を飾り付け、
世界にひとつのオリジナルアルバムを制作するというもの。
毎月、たくさんの親子が参加してそれぞれの写真を持ち寄り、
撮った瞬間の会話や感情、風景を思い返しながら、
一つひとつ飾り付けて一冊のアルバムをつくりあげています。
子どもと一緒に飾り付けを楽しみ、
写真を撮ったときの思い出話で盛り上がり、
みなさん同士で写真を見せ合って談笑し……
その様子を見ている私たちもつられて笑顔になるほど、
参加者のみなさんは楽しそうな表情を見せてくれます。
スマートフォンが普及して簡単に写真が撮れるようになり、
SNSを使えば撮った写真をその場で友達に共有できるようになりました。
その手軽さから、写真をわざわざプリントアウトして保存する人は、
ずいぶん減ったように感じています。
しかし、ここでつくったアルバムは、
ページをめくるたびに、”写真を撮ったとき”と、
“アルバムをつくったとき”両方の気分を味わうことができます。
きっと、画面上で見るのとはまた違った感情や会話が生まれることでしょう。
定期的に家族みんなで眺めたり、
子どもが大きくなったときに改めて見返してみるのもいいですね。
自宅の棚に飾っておけば、写真立てのようにいつでも楽しむことができます。
スプラップブッキングのアルバムは お母さんの愛情であり、
将来子どもたちにとって、お母さんからの最高のプレゼントとなります。
参加してみたいという方はぜひ、ギャラリーへ遊びに来てください。
アルバム制作自体はラッピング用紙やマスキングテープ、リボンなど、
簡単な装飾品があれば手作りできるので、
遠方の方や日程の都合が合わない方は、ご自宅でも挑戦してみてください。