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「食」の時間は、人との交流が生まれる大切な時間。

芦葉工藝舎には、お客さまをお迎えするギャラリーや作業場、
事務所の他に、社員専用の「休憩所」があります。

室内にはゆっくりと寛げるソファーや
汗を流せるシャワールームなど、休息に必要な空間を完備。
中でも目を引くのは、空間の中央に配置されたアイランドキッチンです。

簡単な自炊ができる調理器具の他、
お米やインスタント食品なども常備しているキッチンでは、
みんなでお昼ご飯を食べたり、休憩時にはおやつをつまんだりと、
さまざまな憩いの時間が生まれています。

空間の中央にキッチンを配置する設計は、
一般のご家庭ではあまり見かけないかもしれません。
しかし、あえてそこに「食」の空間をつくることで、
食事の時間や休憩の時間がより充実してくるようになったのです。

お客さまからいただいたフルーツやお茶菓子がそこに置かれ始め、
社員が持って来たおやつが少しずつストックされるようになり、
今では、お昼の休憩時に蕎麦会やカレー会などが開催されるなど、
職種を超えて社員の交流が深まる大切な場所になっています。

もともとは、一人暮らしの社員が毎日昼食を準備するのは大変だろうと、
その負担を軽減する目的でつくったキッチン。
どの社員も憩いの場として活用してくれています。

芦葉工藝舎では、お昼の休憩以外にも10時、15時に小休憩があります。
これは、大工や農家など早朝から働く人たちの風習のひとつ。
こうした働き方も、私たちは代々大切にしているのです。

より質の高い仕事をこなすためには、休息の時間がとても大切。
集中力が途切れそうなときなどは思い切って少し一息ついて、
お気に入りのおやつをつまんでみてはいかがでしょう。

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