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実用的に楽しむ、現代の土間。

土間。それは、かつての日本家屋の多くには当たり前のように備えられ、
農作業や作物の貯蔵、道具の収納などに用いられてきた空間です。
しかし、日本人のライフスタイルの変化とともに、
その姿を見ることは少なくなりました。

でも、伝統的な日本家屋の修繕や設計を手がけてきた私たちの視点から見れば、
土間というスペースには、現代にも通用する可能性と魅力が秘められています。
実際、”インナーテラス”という呼び名で、
設計に取り入れている住宅会社も増えてきました。

現代の土間=インナーテラスの特徴は、
室内と屋外をつなぐ中間の場であるところ。
例えば自転車やゴルフ用品、アウトドアグッズのお手入れ、
家庭菜園の収穫など、土足のままでやりたいけど、
屋根がある方がいいなあ・・・という作業には、うってつけの空間になります。

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また、インナーテラスを南向きに設えることで、
光や風を大きく取り込み、開放感を高めるという設計も人気です。
お客様を迎える空間として、玄関にインナーテラスをプラスすることで、
家全体の印象が変わるというのも大きな魅力ではないでしょうか。

室内と屋外をつなぐこと。生活によりそった機能を備えていること。
人を迎え、人が集まる場をつくること。
時代が変わり、ライフスタイルが大きく変化しても、
私たちの大先輩である日本の大工たちがつくり出した土間の魅力は、
今も脈々と息づいている。私たちは、そんな想いを込めて、
現代の土間=インナーテラスのデザインに取り組んでいます。

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