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家具から家を考える、ということ。

家を建てる際、内装や外装には
自分の好みや住み心地にもこだわりたいもの。
しかし家のつくりだけで、本当に心地良い暮らしは実現するでしょうか。

芦葉工藝舎では家自体の構造はもちろん、
日々の生活に欠かせない「家具」も家の一部であると考え、
設計段階から家具のことまで視野に入れ、家づくりを進めます。

なぜなら家具は、「いえぐ」とも読めるほど、家との関わりが深い道具。
家と家具との相性は、心地よい家づくりにおいて大事な要素だと考えているからです。

私たちは家を設計する際、お客様が日々の生活をどう過ごしたいのか、
これまでどんな生活を歩んできたかを知ることからはじめます。

愛着ある家具を活かせる家を希望する方や、
新しい家では雰囲気を一新したいけれど、
長年使い続けてきた家具を処分したくはない方、
嫁入り道具の桐箪笥を新しい家に合わせてリメイクして使いたい、
という方もいらっしゃいます。

これらの声はほんの一例で、お客様によって、
家具への思い入れやこだわりは本当に様々。

過去には、完成した家の窓や扉からは出し入れできないほど、
大きなソファーを持ち込みたいと希望した方もいらっしゃいました。
そのような場合は、骨組みが完成し、屋根を取り付けた段階で家具を持ち込み、
家具をお守りしながら、家づくりをすすめます。

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ときには、家を建てる際に製材した木材と同じものを使い、
お客様の好みや家との相性に合わせた、
オリジナルの家具をおつくりすることもあります。

世の中には多種多様な家具が流通していますが、
居心地の良い空間をつくるためには、
流行の家具を選ぶよりも、住む人の生活スタイルや、
暮らしの理想をきちんと考え見極めることが大切。

私たちがお客様のこだわりや、暮らしとの相性を大事にしているのは、
家と家具、さらには住む人が一体となるような、
居心地の良い家づくりを実現するためなのです。

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