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私たちが家づくりを行う際、「自然の素材」と使うことを大切にしてきました。
中でもいちばん重視しているのは、「木」でつくること。
もうひとつが、良い「和紙」を使うことです。
私たちが扱っている壁紙は、四国でつくられた天然の土佐和紙。
耐久性に優れ、コシが強く、家づくりの材質として最適な特徴を持っています。
反面、非常に繊細で、湿気の量やその日の天気によって伸縮してしまうなど、
扱いに慣れていないと、十分にその魅力を発揮することができません。
この土佐和紙を扱っているのが、腕の良い壁紙職人たち。
わずかなズレや歪みも許されない条件下で、
熟練の技術を持つ彼らが土佐和紙の表情を一つひとつ見極めながら、
丁寧に仕上げていきます。
繊細な土佐和紙を家づくりに活かすのは決して楽ではありませんが、
それでもこだわって使い続けるのは、
お客様の快適さと安全性をいちばんに考えているからです。
土佐和紙の魅力は、外から入り込んでくる太陽の光をやさしく受け止め、
あたたかく、居心地の良い空間を生み出してくれること。
そして、ハウスダストやシックハウス症候群などの原因となる
アレルギー物質を含んでいないため、安全性が高いということです。
私たちが手がけた家に住みはじめたお客様から
「快適に暮らせている」「住み心地が良い」という声が多く届くのは、
自然素材のおかげだと考えています。
「住んだあと」のことまで考えているからこそ、自然素材を使い続ける。
それが、家守として技術を受け継ぐ私たちが考える「家づくりの在り方」。
土佐和紙などの自然素材について気になる方は、
ぜひ芦葉工藝舎のギャラリーにお越しください。
自然素材に関するご説明はもちろん、
私たちが取り組んでいるシックハウス対策についても詳しくお話いたします。